【柳田 大斗選手①】(國學院久我山高校3年)挫折しそうになった日もあった柳田選手。将来の夢は意外な…

柳田選手:上達するのは、経験がとても大事だと思っているので、強い学校と練習試合をたくさんするのが成長する上で1番大切だと思います。なかなか自分のプレーが通用しなくても、諦めず下手でもがむしゃらに努力すると上達すると思います。

――自分より実力のある選手と練習したり、試合する事で得られる学びは多そうですね。これまで、色んなバスケ経験をしてきた中で、尊敬する選手や憧れている選手はいますか?

柳田選手:います!國學院久我山高校バスケ部の2個上の先輩である長橋さん(現法政大学バスケ部)は憧れの存在です。私は、1年生の頃は、体が弱くて当たり負けをたくさんしていましたが、長橋さんは、その頃の私とは違い体が大きく、留学生とマッチアップしていても当たり負けしないで得点を取っていて、その活躍している姿を見てすごいなと思いました。

2021年卒業(現法政大学2年)の長橋 冬真選手

――長橋選手は今も法政大学で活躍していますよね!プロ選手で憧れている選手はいますか?

柳田選手:渡邊雄太選手ですね!私より身長が高いのに外からも点が取れて、ディフェンスも相手エース選手をマークしていて、オフェンス、ディフェンス共に頑張っている選手なので尊敬しています。

――渡邊選手は、今年正式にNBAのチームと契約して話題になりましたよね。話は、少し変わりますが柳田選手がバスケットボールを始めたのはいつ頃ですか?

柳田選手:小学校4年生の頃です。


バスケでの「最高の瞬間」と「挫折」


――小学校からバスケットボールを始めて、バスケットボールをやっていて楽しい瞬間はいつですか?

柳田選手:接戦の試合で、自分が点を決める瞬間が1番楽しく感じます。私が高校1年生の頃、東京都育成チームと神奈川県育成チームの試合で、終盤まで1点差で負けていたのですが、最後に私が逆転の決勝点を決めて勝利したときは、最高の瞬間でした。その時は、まだコロナウイルスはなかったので、観客もいてすごく盛り上がりました。

――それはすごいですね!そのような活躍をするまでに、たくさんの苦労があったと思いますが、1段階成長できたなと思えたのはいつ頃ですか?

柳田選手:1番成長できたのは、高校入学前に戻りますが中学校の頃の練習試合です。その頃の自分は気が弱くて、なかなかオフェンスで点を取りに行くことはできなかったのですが、その試合では今までなかった活躍ができたので、それ以降、自信をもってプレーできるようになりました。

――反対にバスケットボールをしていて挫折をしたこと、苦しかったことはありましたか?

柳田選手:中学の頃も強い学校でプレーしていて、高校ではもっと活躍すると、強い気持ちを持って入学したのですが、環境が変わって思うようにプレーをすることができなくて、入学当初はかなり悩んでいました。大学生と練習試合した時もフィジカル負けしてしまって、僕の中ではフィジカルが強くなったと思った時期に、通用しなかったので苦しかったです。ですが、今のままでは大学では、通用しない、ということを知れたので、いい機会になったと思います。

【写真】=HighFive

(第2部:監督・高校編につづく)