スタッツではわからない選手Vol.1 ーヤコブ パードルー

  • 2021年10月26日
  • NBA

 ウィザーズ所属の八村塁選手や、ラプターズ所属の渡邊雄太選手らの活躍により、今ではNBAの情報がテレビ番組やニュースに取り上げられるようになり、非常に身近なのもとなった。しかしながら1試合フルの試合を有料の媒体で見ている方は、そう多くはないのではないだろうか。そのため情報を得るためのツールは、SNSやハイライト動画がより中心となっていくだろう。

 SNSやハイライトで切り取られた動画は、短い時間で試合の流れやスーパープレーをチェックできるため、気軽に見ることができ、忙しい人にも非常に有効である。

 しかし印象に残る迫力あるダンクや、トリッキーなパス、タフなシュートなどが構成の大部分を占めるのがハイライトである。そのためチームを支える泥臭いプレーや、派手さはないが、シンプルで効果的なプレーをする選手の魅力は伝わり難い。

 ここではそんな選手たちにスポットをあて、取り上げていきたいと思う。そんな「スタッツではわからない選手」今回取り上げる選手は、

・ヤコブ パートル

216cm 108kg センター スパーズ所属
2020-21シーズン、サンアントニオ・スパーズにてスターターの座を獲得した。

 25歳のインサイドプレイヤー。216cm、108kgのサイズを活かしたリバウンドやブロック、味方のドライブに対するリング周りでの合わせのプレーなど堅実なプレーを得意としている。オーストリア出身選手として初のNBAドラフトで指名を受けた選手としても知られている彼は、昨シーズン69試合に出場し以下のスタッツを残している。