2022年 インターハイ東京都予選 予想勢力図


関東予選3位 実践学園


 3校目は、実践学園。関東大会予選では3位であった。しかし、関東大会では決勝の市立船橋戦で、延長戦の末、#0堀内 星河のジャンプシュートが決勝点となり逆転優勝を飾った。ただの逆転勝利でない。市立船橋に4Q終了までリードを奪われていた状況であり、粘り粘った上での逆転勝利であった。この勝利は、実践学園の選手たちに大きな自信をつけたであろう。
 実践学園の得点の要は、#0堀内星河と#17横山蒼太である。#0堀内星河は、関東大会の平均得点が20.6点と得点力に優れている。加えて、決勝の市立船橋戦では決勝点を沈めるという「勝負強さ」を兼ね備えている。#17横山 蒼太は、195cmと高さのあるPFであり、ゴール下で着実に点を稼いでいる。また、2年生ながらPGである#37南澤空も見逃せない。#37南澤 空は、「圧倒的なスピード」と「巧みなドリブルスキル」の持ち主であり、相手を翻弄する。関東大会東京都予選では3位であったが、粘りの逆転優勝を弾みとなりインターハイ予選での活躍を期待している。
 予選では東京都3位であったが、関東大会では優勝しており、インターハイ予選では久我山、八王子学園相手にどんな試合をするのか注目である。


関東予選4位 日本大第三


 最後に、日大第三高校。関東大会予選では、第4位という結果であったが、今年の日大第三は一味違く、東京のチームの中で一番爆発力のあるチームである。
 予選のベスト4決定戦(vs成立学園)にて、3P15本を沈め、101点ゲームとなり勝利している。関東大会予選の成立学園戦では#10関 峻作が24得点、関東大会本戦の正智深谷戦(2回戦)では敗退となってしまったものの#6瀧本 頼騎が30得点をマークしている。また、関東大会本戦の初戦では、スタートメンバー全員が二桁得点(10得点以上)を超えている。このように、日大第三は選手全員が得点力を持ち、いつ、だれが起爆剤となるかわからない。だからこそ、今回のインターハイ予選において、一番目が離すことのできないチームである。
 予選では4位という結果ではあったものの、関東大会本戦を経て着実に実力と経験を付けてきている。今大会では、インハイ出場という目標に、爆発力のあるチームとして望むだけに、波乱を起こすに違いない。日大三高が巻き起こす”旋風”が楽しみである。