2022年 インターハイ東京都予選 予想勢力図


関東予選1位 八王子学園八王子高校


 まずは、八王子学園。関東大会予選では、他校を寄せ付けない圧倒的な力を見せつけ、予選準決勝(VS 実践学園):102点、予選決勝(VS國學院大學久我山高校):118点と100ゲームの試合運びを見せた。
 そんな八王子学園のオフェンスの要は、#11北見 凛太朗である。内外からの安定したシュート力で、得点を量産している。また、♯5ンジャイ ムハマドゥ ムスタファ、#2サニャン ウセイヌという共に身長2m越えの留学生を擁している。関東大会では、#2サニャン ウセイヌは、総得点2位の68得点(High Five集計)と、八王子学園の攻守に大きく貢献している。
 現在の八王子学園は、昨年から下級生主体なチームということもあり、攻守共に安定しており、今大会の優勝候補筆頭であろう。高い得点力と留学生を活かしたディフェンスに対して、対戦相手がどのように攻略していくのか、インターハイ予選の見どころである。


関東予選2位 國學院久我山高校


 次に、國學院大學久我山高校。関東大会予選では東京2位、関東大会本戦では、市立船橋高校(千葉2位)に2点差で惜敗となっているが、実力は確かである。
 久我山の大黒柱である#4鴫原 樹生がキーポイントであろう。高身長(187cm)にして、中・外と両方を持ち合わせる選手である。特に、外からの鋭いドリブルからのゴール下のフィニッシュは、ディフェンスする側としては非常に守りづらい。
 今年の久我山は、例年のセンターを中心としたローテンポ・ロースコアの試合展開とは一味違うだろう。#7大柳亮太や#11川端一真といった、高身長かつアウトサイドも得意とする選手の活躍が目立っている。また、一年生ながらスタートメンバーである、スーパールーキー#13鈴木 煌汰の速いドリブルとアウトサイドシュートも久我山のテンポを高めているのだろう。もちろん高身長を活かしたゲームの組み立てをしつつ、キャプテン#4鴫原 樹生が活躍し始めると、久我山は非常に守りづらいチームとなるだろう。
 関東大会予選では、2位ではあったが実践学園(3位)とは未だ試合を行っていない。両校共に決勝リーグに進出した場合、実践学園との対決こそ今大会の大注目カードである。