3校目は、八王子高校。八王子高校は、#5ンジャイの留学生を起点としたオフェンスを展開、加えて、#6菅野や#9栗田といった外角のシュートもあり、内外の攻撃あるチームとなっている。ディフェンスは、高身長である#5ンジャイを活かしているため、相手チームにっとては非常に攻めづらいだろう。また、インターハイ本戦ではベスト16まで勝ち上がり、ベスト8戦ではvs飛龍高校に対し72対74(八王子高校 対 飛龍高校)と健闘している。インターハイ予選では優勝候補としていたが、惜しくも実践学園に敗北し2勝1敗となり準優勝となった。前回の敗戦を踏まえ、実践学園#4新井をどう対策していくか、インターハイでは結果を残しているということを踏まえると、このリベンジマッチが一番の注目カードであろう。

最後は、実践学園。今大会、最大の優勝候補である。今年の実践学園を振り返ると、関東大会予選6位から始まったが、インターハイ東京都予選の決勝リーグでは3勝0敗で、優勝し大きな下剋上を果たしている。このチームの要となっているのが、全中優勝&MVPである#2新井である。おそらく、ベスト4の高校は打倒実践学園を掲げてくるであろう。実践学園は、前回優勝校として実力を見せつけるのか、実践学園に白旗をあげる高校が現れるのか注目である。

最後に
今年度の大会は、新型コロナウイルスの影響もあり、思うようにいくことが少なかったが、ウインターカップ東京都予選および本戦が正真正銘の最後の大会となる。各高校、今までの集大成を本大会にぶつけてくるであろう、そして、今まで以上の、“最高の物語”が生まれるに違いない。最後に、同じく高校バスケットボール競技をしてきた筆者としては、何もなく無事に大会を終えることを心から願っている。